2017年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)問題 を振り返る③

いつもありがとうございます♪

おかげさまでございます。

 

 

涼しくなってきましたので 久しぶりに朝ラン♪

思ったより 身体も軽く 気持ちよく走る事ができました。

道中 ゆっくり ゆっくりと言い聞かせながらのランニング、走り終わって ペースを確認すると 以前と同じレベル(大したペースではありませんが…苦笑)をキープ。

積み重ねてきた事は 裏切らないですね。

更に継続していくモチベーションになりました。

良い循環♪ 大切にしたいと思います。

 

さて…

振り返ってきた 酒ディプロマ認定試験(筆記)も今回が最終回となります。

ではラストスパート、終盤戦始めます。

2017年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)問題

(64)「泡なし酵母」を表す、きょうかい酵母の種別番号の末尾を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 18 2.〇01 3. YK  4. 00

(65)清酒酵母が日本酒醪から初めて分離された年を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇1895年 2. 1897年 3. 1906年 4. 1917年

協会が大好きな年号問題(笑)苦手ですので落としました。

(66)茨城県明利酒造にて東北地方の複数の蔵元の醪から、小川知可良によって分離された酵母を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 8号酵母 2.〇10号酵母 3. 12号酵母 4. 14号酵母

(67)熊本県酒造研究所の「香露」の醪から分離された酵母を1つ選び、解答欄にマー

クしてください。

1. 7号酵母 2. 8号酵母 3.〇9号酵母 4. 10号酵母

(68)長野県宮坂醸造の「真澄」の醪から分離された酵母を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇7号酵母 2. 8号酵母 3. 9号酵母 4. 10号酵母

(69)中田久保教授が自然界から分離する方法を確立した酵母名を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇花酵母 2. 野生酵母 3. 蔵つき酵母 4. きょうかい酵母

(70)留添の仕込みの時に、日本酒を添加する方法で作られたものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 活性清酒 2. 赤米酒 3.〇貴醸酒 4. 液化仕込み

貴醸酒は必ず出題があると思っていました。

(71)杜氏の下で実務をこなす副リーダーである蔵人を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 代師 2. 酛屋 3. 釜屋 4.〇頭

(72)新世代の杜氏流派である栃木県の下野杜氏が旗揚げされた年を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1989年 2. 1990年 3.〇2006年 4. 2013年

この問題をキチンととれた人がどれくらいいるのでしょうか。。。教本に記載はありますが、私は完全にスルーですね。都道府県や杜氏名を問うならまだしも旗揚げされた年号・・・満点を取らせないための問題ですね(苦笑)

(73)日本の三大杜氏は越後杜氏、丹波杜氏ともう1つは何か。次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 出雲杜氏 2. 石見杜氏 3.〇南部杜氏 4. 大津杜氏

(74)2014年度の統計において、秋田県の日本酒生産数量は国内生産量の何%を占めているか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 約1.4% 2.〇約4% 3. 約14% 4. 約24%

難しい問題だと思いますが数字を覚えていなくとも正解に近づけますね。生産量1位は兵庫県で約30%、2位が京都府で約16%、3位は新潟県8%です。4位が埼玉県、5位が問題の秋田県なので上位3県の数値を覚えていれば1か2に絞れます。

(75)明治中期、山形県で作られ、後に米の三大品種の1つと呼ばれる新水稲種を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 強力 2. 神力 3. 愛山 4.◯亀の尾

主要生産地プロフィール、要チェックですね。

(76)地理的表示「山形」が指定された年を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 2010年 2. 2012年 3. 2014年 4.〇2016年

年号は苦手ですが、最新のものはしっかり覚えたほうが良いですね。

(77)2014年において、宮城県の特定名称酒比率は何%か、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 約90% 2. 約92% 3.〇約94% 4. 約96%

宮城県の特定名称酒比率は全国1位です。

(78)北日本の太平洋から吹く海風は何と呼ばれるか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. おろし 2.〇やませ 3. 清川だし 4. いなさ

主要生産地プロフィール(宮城県)を読み込んでいたおかげで記憶の片隅にひっかかっていてなんとか取れました。

(79)明治後期、会津にて嘉儀金一郎が考案し確立された醸造方法として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 三段仕込み 2. 汲みかけ方 3.〇山廃仕込み 4. 諸白造り

この問題も主要生産地プロフィールからの出題ですね。

(80)福島県の西部を貫いている本州の背骨といわれている山脈を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 三国山脈 2. 讃岐山脈 3. 鈴鹿山脈 4.〇奥羽山脈

地理問題です。主要生産地プロフィールに記載がありますが、そこを読み込んでいなくても取っておきたいですね。

(81)日本海側最大の面積を誇る平野を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 庄内平野 2.〇越後平野 3. 高田平野 4. 能代平野

前問題同様に取っておきたいです。しかも要チェックの「最大」項目です。

(82)酒造場数が全国1位である都道府県を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 兵庫県 2. 京都府 3.〇新潟県 4.秋田県

清酒全体、そして特定名称生産量で断トツ1位の兵庫県ですが、酒造場数は69社で3位ですね。

(83)室町時代後期に加賀国で造られ、京に運ばれたとされる幻の名酒を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇加賀の菊酒 2. 加賀の桜酒 3. 加賀の梅酒 4. 加賀の藤酒

主要生産地プロフィール、大切ですね。

(84)伏見の酒は何と呼ばれているか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 男酒 2. 柳酒 3. 祝酒 4.〇女酒

(85)広島県において最も生産量の多い酒造好適米を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 千本錦 2. 八反 3.〇八反錦 4. 中生新千本

良い問題だと思います(笑)前述の宮城県の蔵の華同様、酒造好適米上位3種以外の品種でどこかの府県で最多生産量を誇るものは要チェック!そしてやはり主要生産地プロフィールからの出題です。

(86)伝統的な日本酒の色合いを表現する言葉の一つである「冴え」とはどのような状態の表現か、適切なものを1つ選び解答欄にマークしてください。

1.〇透き通った光沢かある状態 2. 多少白濁しているが光沢がある状態 3. 黄金色で輝きがある状態 4. 山吹色の艶がある状態

(87)メイラード反応を起こす成分として適当なものを次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇糖とアミノ酸 2. ミネラルと有機酸 3. アルコールと米こうじ 4. コハク酸とクエン酸

(88)次の器の名称として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。(画像省略)

1. 片口 2.〇ちろり 3. 銚子 4. 徳利

(89)メイラード反応を起こした酒に似たようなフレーバーを持つ料理を合わせる場合に、適した料理を次の中から1つ選び解答欄にマークしてください。

1.〇ブリの照り焼き 2. 湯豆腐にポン酢 3. コハダの寿司 4. 潮汁

日本酒と料理の相性の問題はこれのみ(笑)

(90)鹿児島県の奄美諸島のみで生産されている焼酎を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇黒糖焼酎 2. 米焼酎 3. そば焼酎 4. 麦焼酎

(91)代表的な産地として、宮崎県高千穂地方や長野県などで製造されている焼酎を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 麦焼酎 2.〇そば焼酎 3. 芋焼酎 4. 米焼酎

(92)1900年代初頭、芋焼酎の品質向上に役立った麹の種類を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 紅麹 2. 黄麹 3. 白麹 4.〇黒麹

(93)1918年に白麹菌の誕生に携わった人物を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 三浦仙三郎 2.佐々木次郎太夫 3.〇河内源一郎 4. 野白金一

三浦仙三郎は吟醸造りの礎を築いた人物、野白金一は「酒の神様」を覚えていれば二択ですね。そして佐々木次郎太夫は教本に一度も出てきません(笑)答えは明白ですね。

(94)焼酎製造において、酒母に当たるものをなんと呼ぶか、適当なものを1つ選び解答欄にマークしてください。

1.◯一次醪 2. 二次醪  3. 三段仕込み  4. 四段仕込み

(95)気温の高い地域でも醪を健全に発酵させるためにかかせない酸を1つ選び解答欄にマークしてください。

1.◯クエン酸  2. リンゴ酸  3. コハク酸  4. 酒石酸

(96)柑橘系や花の香りの成分が多く、すっきりとした香味の焼酎になるとされている芋品種を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 安納芋  2. 九州125号  3. 綾紫  4.◯ジョイホワイト

試験問題らしいですね。

(97)最低何年以上寝かせた泡盛を「古酒クース」と呼ぶか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 2年  2.◯3年  3. 4年  4. 5年

 

以上97問ですが、3問は複数設問でしたので合計100問でした。

 

全体的に問題の難易度は低め、広く浅く問われている印象です。

ソムリエ試験は7割取れば合格と言われていますが、今回の酒ディプロマ試験は7割以上取った方でも落ちた方がいらっしゃるようです。

この難易度なら 8割は取れないと合格は難しかったのでしょう。

試験の問題の内容については 予想通り 醸造に関する設問が最も多く19問(私の分類によります)、そして酒造好適米についても 19問。山田錦についてかなり掘り下げた問題が6問ほどありました。

焼酎の問題が 7問あったのも意外でした。

逆に 全くといっていいほど出題がなかったのは 料理と日本酒の相性に関するもの。(1問のみ)

おそらく 二次試験の論述で問われるのではないかと予想しております(笑)

一次試験合格の鍵は 教本としっかり向き合う!

当たり前の事ですが これに尽きるのではないかと思います。

複雑な醸造過程をしっかり理解し 色々な要素を含む 主要生産地プロフィール!ここをしっかり押さえておく事が大切です。(来年はどうなるかわかりませんが…笑)

2018年度の受験をお考えの方の参考になればと綴りました。

来年度 日本酒の素晴らしい魅力を伝えられる方が1人でも多く 増えますように。。。

私は 9/25月曜日の二次試験、テイスティングと論述試験をしっかりと突破したいと思います。

長々とした駄文にお付き合い頂き ありがとうございました♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA