2017年度 J.S.A.SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)問題 を振り返る①

いつもありがとうございます♪

おかげさまでございます。

 

秋めいてきましたね♪

 

さてと、、、ようやく下書きが終わりました。

ですので、いつもの気まぐれでくだらないブログとは違った内容が数回続きます(笑)よろしくお願いいたします。

今日から3回に分けて、私が受験しました SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)を振り返りたいと思います。途中、解説ではないですが私なりに感じたことを綴っています。2018年度の試験対策に役立てば幸いです。

 

試験日/2017.8.20日曜日

大阪会場/大阪電気通信大学(寝屋川市)

試験時間 60分 97問(問題用紙を開封するまで問題数はわかりません)

それでは始めます。

 

2017年度 J.S.A.SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)問題

(1)2015年12月に指定され、原料米として国内産米のみを使い、国内で醸造された清酒のみが名乗ることのできる地理的表示として正しいものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1.〇日本酒  2.SAKE  3.Rice Wine  4.国酒

(2)酒税法における清酒の定義において、アルコール分は何度未満と定められているか、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 20度未満  2. 〇22度未満  3. 24度未満  4. 25度未満

(3)特定名称酒に使用する白米は、農産物検査法によって何等以上に格付けされた玄米、またはこれに相当する玄米を精米したものに限られるか、次の中から1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1等以上  2. 2等以上  3. 〇3等以上  4. 4等以上

(4)日本酒の「級別制度」が完全に廃止された年を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1985年  2. 1989年  3.  〇1992年  4. 1994年

この問題を落としてしまいました。1990年代としか記憶していませんでしたね。こういう数字はしっかり押さえておかないとダメですね。ソムリエ協会は数字好きですから(笑)

(5)特定名称酒は、原料、製造方法の違いによって何種類に分類されるか、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 7種類  2. 〇8種類  3. 9種類  4. 10種類

(6)清酒の製法品質表示基準に定められる、特定名称酒の要件において、本醸造酒の精米歩合として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 80%以下  2.◯70%以下  3. 65%以下  4. 60

(7)清酒の製法品質表示基準に定められる、特定名称酒の要件において、こうじ米の使用割合として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 〇15%以上  2. 20%以上  3. 25%以上  4. 30%以上

ソムリエ試験にもよく出題されますね。

(8)清酒の製法品質表示基準に定められる、特定名称酒の要件において、純米吟醸酒の精米歩合として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 65%以下  2. 〇60%以下  3. 55%以下  4. 50%以下

特定名称酒の精米歩合については例外を覚えると良いです。大吟醸と付けば50%以下、本醸造酒のみ70%以下、純米酒(吟醸酒、大吟醸酒は除く)は規定なし、あとは全て60%以下ですね。

(9)普通酒は、醸造用アルコール、糖類、酸味料などの重量が、原料となる米の重量の何%を超えてはならないこととなっているか、正しいものを1つ選び解答欄にマークしてください。

1. 〇50%  2. 60%  3. 70%  4. 80%

試験問題らしい問題ですね。

(10)清酒の表示について、一つの製造場だけで醸造した純米酒のみに表示することができる任意記載事項を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 生純米  2. 極上  3. 〇生一本  4. 貯蔵年数

(11)原種の表示の要件において、加水調整が認められているアルコール分の範囲として適当なものを1つ選び解答欄にマークしてください。

1. 〇1%未満   2. 3%未満  3. 5%未満  4. 7%未満

重箱の隅を…試験問題らしいということですね(苦笑)

(12)奈良時代後半、朝廷用の酒造りのために設けられた国家の組織を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 僧坊所  2. 〇造酒司(さけのつかさ)  3. 大御酒所  4. 蔵司(くらのつかさ)

(13)1933年に誕生し、日本酒造りに革命を起こした精米機として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 横型精米機 2. 撹拌式精米機 3. 〇竪型精米機 4. 圧力式精米機

(14)日本酒に火入れと呼ばれる熱殺菌が行われるようになった時期を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 15世紀後半 2. 〇16世紀後半 3. 17世紀後半 4. 18世紀後半

火入れはパスツールが殺菌の概念を発見するよりも約300年早い室町時代から行われていました。

(15)香味を整え酸敗を防ぐ方法としてアルコール添加の技術が使われるようになった時代を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 鎌倉時代 2. 室町時代 3. 安土桃山時代 4. 〇江戸時代

(16)戦後過去最高となった1973年の課税移出数量を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 176000kl 2. 376000kl 3. 〇1766000kl 4. 4766000kl

ソムリエ協会が大好きな数字問題です。私はまんまと落としてしまいました(笑)最高と最低、最大と最小はチェックするべきですね。

(17)①「農産物規格規定」において、醸造用玄米(酒造好適米)の品位は何段階の等級に分類されているか、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 3段階 2. 4段階 3. 5段階 4. 〇6段階

(17)②その等級の中でもっともよい等級を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 規格外 2. 一等 3. 〇特上 4. 特等

うっかりミスで落とした問題です。特上と特等を間違えてしまいました。落ちついていれば全く問題ないのに。皆さんは気を付けましょう(笑)

(18)一般的に、玄米600kgを精米歩合70%まで削るのに10時間かかるが、50%にするには何時間かかるか、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 20時間 2. 30時間 3. 〇50時間 4. 70時間

教本の28ページ、2段落目に記載されている文章がそのまま出題されていますが、52ページ[原料処理から製麹まで]の精米・白米のところに【普通酒の精米歩合70%で精米時間8時間】とあります。28ページの一般的な玄米、52ページの普通酒、同じ精米歩合70%で2時間の差・・・精米機自体の性能や精米する形によって精米時間には差があるとは思うのですが。。。問題文に突っ込む人がいるかもしれませんね。

(19)2014年特定名称酒の製造数量の中で最も多く製造されたものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 本醸造酒 2. 純米吟醸酒 3. 〇純米酒 4. 吟醸酒

これ、落としました。純米酒と吟醸酒で迷い、醸造アルコールを添加できる吟醸酒の方が製造数量が多いだろうと考えました。教本18ページ【図表4】にグラフで出ていますね。そこから何とか読み取れ!という問題です(笑)

(20)1970年代後半、日本酒と単式蒸留焼酎の製造数量が逆転した年を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1998年 2. 〇2004年 3. 2010年 4. 2014年

空前の焼酎ブーム(2003年ごろ)を覚えていれば正解にかなり近づけますね。

(21)2015年の日本酒の海外輸出量として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 1181kl 2. 4818kl 3. 〇18180kl 4. 48480kl

製造量自体が横ばい状態な中、増え続けている輸出量は要チェックです。落としました(笑)

(22)「熟練者でなくともカプロン酸エチルの香り高い吟醸酒を造れる酵母」とされ、別名香り酵母とも呼ばれる酵母を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 〇セルレニン耐性酵母 2. 熊本酵母 3. 静岡酵母 4. 野生酵母

(23)1990年代中期以降に広まった香り酵母として、最初に普及した最も代表的な酵母を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 宮城B酵母 2. 〇アルプス酵母 3. 広島21号酵母 4. 山形KA

(24)酒造に適した米の要件として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 米粒が小さい 2. 心白がない 3. タンパク質が多い 4. 〇軟質米である

(25)日本酒の一般的なpHとして適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. pH1.2 2. pH3.2 3. 〇pH4.2 4. pH7.0

(26)宮城県で最も多く生産されている酒造好適米を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 雄山錦 2. 美郷錦 3. 〇蔵の華 4. 雪女神

酒造好適米の各主要生産地、それぞれの生産量一位品種は要チェックです。(特に酒造好適米上位三品種以外!)秋田県→秋田酒こまち 山形→出羽燦々 宮城→蔵の華 京都→祝 広島→八反錦(八反系)

(27)精米後の米を2週間ほど袋に入れて保管することを何と呼ぶか、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 引き込み 2. 〇枯らし 3. 切り返し 4. 仲仕事

(28)岩手県で最も多く生産されている酒造好適米を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 華吹雪 2. ひより 3. 豊国 4. 〇吟ぎんが

これは難しいですね(教本31ページに記載。)私を含め落とされた方も多いのではないでしょうか。問題(26)と同じような内容ですが、教本の第三章主要産地のプロフィールに岩手県が載っていません。私の中で岩手県のチェック項目は南部杜氏のみでした。(苦笑)

(29)2014年酒造好適米品種別生産量上位20品種の中で山田錦が占める割合を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 約11% 2. 約22% 3. 〇約33% 4. 約44%

(30)京都府で作り出された酒造好適米として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 神力 2. 〇祝 3. 短稈渡船 4. たかね錦

前述の通りですね。

(31)次の酒造好適米の中で最も歴史のある品種と言われているものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 〇雄町 2. 山田錦 3. 五百万石 4. 美山錦

(32)北海道で最も多く生産されている酒造好適米を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 夢ぴりか 2. 夢の香 3. 夢錦 4. 〇吟風

(33)越淡麗は、山田錦と何の米との掛け合わせでできたか米か、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 〇五百万石 2. 美山錦 3. ひとごごち 4. 菊水

(34)次の酒造好適米の中から早生品種を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 山田錦 2. 越淡麗 3. 雄町 4. 〇五百万石

(35)山田錦は、短稈渡船と何の米との掛け合わせで出来た米か、適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. 雄町 2. 愛山 3. 山雄67 4. 〇山田穂

(36)1978年にたかね錦の種籾にガンマ線を照射して生み出された突然変異種を1つ選び、解答欄にマークしてください。

1. ひとごごち 2. 〇美山錦 3. 金紋錦 4. しらかば錦

 

とりあえず1回目はここまでにしておきます。

 

特定名称酒、酒造好適米についての出題が多い前半でした。

時折 ? みたいな設問もありましたが 比較的難易度は低いと感じながら 試験を進めていました。

第2回に続く…

2017年度 J.S.A.SAKE DIPLOMA 認定試験(筆記)問題 を振り返る①” への4件のコメント

  1. (16)戦後過去最高となった1973年の課税移出数量を1つ選び、解答欄にマークしてください。
    1. 〇176000kl 2. 376000kl 3. 1766000kl 4. 4766000kl

    解答は3番ではないでしょうか???

    • なださま

      返信が大変遅くなりました。
      申し訳ありません。

      ご指摘ありがとうございます。
      おっしゃる通り正答は3番です。

      酒ディプロマ教本の17ページ左上の[図表1]に「1766千kl」と記載がありますね。
      私の見誤りです。
      ブログも修正更新させて頂きました。

      ありがとうございました。

    • 前田武史さま
      コメントありがとうございます。

      お返事が大変遅くなりました。
      申し訳ありません。

      この酒ディプロマ一次試験を振り返るシリーズは、3回に分けてブログに投稿しております。

      37問目以降は、次の9/10の投稿で見れるはずです。
      64問目以降はその次の9/13の投稿です。

      よろしくお願いします。

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